サポートブログ

観光の磨き上げのお手伝い

センター長日記

昨日の日経新聞に掲載されましたが、湯沢の雪と地熱という観光資源を活かした周遊コンテンツづくりの事業が、観光庁の補助事業に採択されました。記事の中にもあるように、コンテンツの中身やアイディア出しなど、様々な面からゆざわ-Bizが協力しています。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC1233T0S1A910C2000000/

この補助事業のコンセプトは、新型コロナウイルスの影響で全国的に観光地が大打撃が受ける中、来るべきアフターコロナに向けて、今のうちに地域資源を見直しながら、地域内の事業者や団体が協力しあって観光資源を磨きなおしましょう。というものです。

全国各地の団体から応募があり、湯沢市では湯沢商工会議所が主体となって申請を行い、この度二次募集で採択されました。申請内容は「地域の事業者や団体が連携してどのような観光コンテンツを磨き上げるか」というのが主で、東京都内で観光業のプラットフォーム創出を行っている「WAmazing」が公募を手伝ってくれたほか、ゆざわ-Bizもコンテンツのアイディア出しやコンテンツを構成するための事業者の紹介など、全面的にサポートしました。

この事業のテーマは、「『雪室』と『地熱』を活かし、『米・青果卸』・『酒蔵』事業者と連携したSDGs周遊コンテンツ開発」です。①アフターコロナでは、今よりもまして体験型のコンテンツが好まれるようになること②他の地域にあまりない観光資源を要素とすること③直接的に観光業に携わる色々な事業者だけでなく、色々な業種の事業者がこの周遊コンテンツに相乗りできること―の3点を軸に周遊コンテンツを組んでいきました。「雪」は、東南アジアなど雪のないエリアの海外の人たちには絶大な人気を誇る「観光資源」ですし、地熱も湯沢市にとって貴重な観光資源になっています。今後はこの2つを組み合わせた体験型のコンテンツを構築していくことになります。

コロナにより、観光業は大きく様変わりしたと同時に、大きく毀損しました。これまで当たり前だった海外旅行には行けなくなり、国内での遠出の旅行さえも満足に行くことができなくなりました。その一方で、オンラインツアーという新たな「旅行」のカタチが生まれました。オンラインツアーは、旅行という実体験ができないものの、「これまで行ったことがなかった場所へ気軽に行った気分になれる」という点で、消費者にとって旅行の幅が広がったと言えます。おそらく、このオンラインツアーなど新しい形の旅行が登場することによって、消費者はそれまで知らなかった場所の魅力を再発見したり、「コロナが収まったら絶対に足を運んでみたい」という場所を増やしたりしています。

こうした旅行業における変化が何を意味するかというと、アフターコロナでは、観光地の「ガラガラポン」が起きます。つまり、コロナ前は人気だった観光地が、アフターコロナでは誘客が思うようにいかなくなる可能性があります。そしてその反対もしかり。コロナ前は知名度が低かった場所が、WITHコロナ時代に旅行コンテンツの磨き上げを行いながら、そのコンテンツを全国・全世界に発信することができれば、アフターコロナ時代に成功する可能性もあります。湯沢市はもちろん後者です。観光地としては全国的に著名な場所ではありませんが、観光資源自体は豊富にあります。この豊富な観光資源を組み合わせながら、アフターコロナの時代に「来たい」と思わせるコンテンツをどの程度作れるかというのが、この事業の肝です。

ゆざわ-Bizは事業者の経営相談が本業ですが、このような事業のサポートも、ゆざわ-Bizの強みを活かした価値提供ができる部分だと感じています。私たちは相談を通して地域の魅力を正確に理解し、どこにどのような事業者がいるのかを詳細に把握していますので、こうした情報が観光業の周遊コンテンツを構成する際に非常に重要となります。経営相談が現在の業務の軸となっていますが、私個人としてはそれ以外にも、今回のような地域に貢献できる仕事がしたいと思っています。

サポートブログ一覧へ

一人で悩むのではなく、
わたしたちとともに
考えてみませんか?

無料相談のご予約を
お待ちしております!

お電話はこちら
0183-56-7117
受付時間 月~金曜9:30〜17:30
メールフォームはこちら