相談事例
フォラックス教育【「売り方」と「ターゲット」を変えて売り上げをUPする】
フォラックス教育 様
これまで販売してきたものを、販売方法の視点や売り先を変えてみると商品の販売の流れが変わることがあります。フォラックス教育さんが2021年の夏に販売した「SDGsを体験 やってみよう!水質検査」はまさに、これまで事業者用だったものを子供向けに販売し、それまでと違った売れ方をした典型的なケースです。今回はフォラックス教育さんのケースをもとに、「目線を変えた」販売の仕方をご紹介します。
抱えていた悩み・課題
ゆざわ-Bizへの相談のきっかけ
もともと別件でご相談に来られていたフォラックス教育さん。飛塚アドバイザーによるIT相談にセンター長の藤田も同席しました。「ホームページ全体を見てみましょう」ということで、みなで一緒に眺めていた際に目にとまった商品が、小型収納アルミケースに入った「水質検査キット」でした。
ゆざわ-Bizからの提案
見た瞬間に「これ、専門事業者向けに売ってそうな商品ですが、子供向けにピッタリじゃないですか?」と提案させていただきました。ちょうど相談があったのは、2021年の6月で小学校の夏休みがもうすぐ始まるシーズンでした。夏休みの間の子供たちの自由研究課題は、親にとっては頭の痛い話題です。毎年テーマを変える必要があり、課題に関しても科目に即したテーマ性があるものが求められます。その意味では、「水質検査」は子供たちにとって環境問題を考えさせるいいテーマです。しかも水質検査キットは、農家など事業者向けのもので性能が非常にいい反面、検査に使う試薬の色の変化は子供でも分かりやすいというメリットがありました。また、近年は「サステナブル」や「SDGs」がキーワードになるなか、水質検査キットは非常にテーマとしてわかりやすいという特徴があります。キットの中には、試薬の変化と水質の状態を説明した子供向けの資料を入れ、アルミだったケースを子供向けのケースに変えて夏休み前に同社のネットショップで販売をすることにしました。
提案後の成果
夏休み前にリリースをしたところ、反響は絶大。夏休み期間中に一度在庫切れにもなるほど人気商品となりました。これまで何気なく販売してきたものも、少し目線を変えて考えてみると思いがけぬ売れ方をするケースもあります。ゆざわ-Bizでは日々の相談で、商品を売る際にいつもとは違った目線からアドバイスをさせていただいています。