センター長の藤田です。本日は相談5件のうち4件が飲食店の事業者の方々でした。ゆざわ-Bizの相談者の方々の比率でいくと、比較的飲食店が多いかなと思います。オーナーの皆さんの集客の活動が、結果に直結するため結果が比較的見えやすいというのもあるかと思います。
「新しいメニューを作ってお客さんが増えた」「お店の見せ方を変えてお客さんの入りが変わった」「情報発信の仕方を変えてこれまで来ていない人が来るようになった」など様々です。
個人事業が圧倒的に多い飲食店。コストはあまりかけたくないというのが正直なところです。私は飲食店経営はしたことありませんが、相談を通して月々の売上やコスト、集客人数やかかる人件費などを聞いていると、もし自分自身で事業をしているのであれば、諸経費は極力抑えたいところだなと思います。
この「コストを抑えて、あれこれ集客策を講じる」という点では、飲食店にとって周辺の環境は日進月歩です。つまり、「無料でそこそこ質の高いことをできるツールが増えている」ということです。ネットによる情報発信、ホームページ、従業員の募集、チラシなどの販促物作成などなど。事業者の皆さんの支援をするなかで、日々、「何が(無料で)使えるか」という情報を集めていますが、「こんなこともできるのか」や「こんな機能が追加されたのか」というのは、支援している側にとってよく驚かせられることもあります。
料金フリーで使えるので、挑戦してみてマイナスにはなりません。マイナスにならなければ挑戦してみていいと思います。あれこれやってみて、売上や集客の大きさはまちまちですが、結果的にお店にとって「プラスになっている」という例は数多く見てきています。だからこそ、相談の中で自信をもって勧めます。
ヒト・モノ・カネのない個人店舗にとって、こうしたツールを使い倒していくことが重要だと思っていて、その店舗の現状に応じて「こんなものあります」「じゃあこれを一緒に使いながら解決していきましょう」という具体的な提案をしたうえで、お手伝いをするのがゆざわ-Bizの仕事だと思っています。
世の中、無料で使える便利なツールはたくさんありますが、日々の事業を回すので忙しいため、すべてを使いこなすのは無理だと思います。その中で「何か2~3個に絞るとしたらこれになる」というのは、事業者ごとに違います。これは事業者の方々からヒアリングをしないとわかりません。私たち支援者は、こうした当たり前の作業(事業者ごとに支援メニューを組むこと)を日々繰り返すことが非常に重要だと思っています。