ビズ同士の「横のつながり」で生まれる地域を超えた新たな挑戦
センター長の藤田です。全国にはゆざわ-Bizと同様の「ビズモデル」という支援スタイルをとる「ご当地ビズ」が約20拠点あり、各自治体に運営されています。北は北海道の釧路市から南は九州・宮崎県日向市まで全国津々浦々です。東北では、湯沢市のほか、山形市や宮城県気仙沼市にビズがあります。
ご存じの方もいらっしゃる通り、私は湯沢市以外のビズでも非常勤アドバイザーを務めています。こうして私自身様々な地域に顔を出していると、各地の事業者同士のコラボ商品が生まれたり、共同でのイベントを開催したり、横のつながりも生まれます。今日はこれまでのこうした「横のつながり」が生んだ商品やサービス、イベントをご紹介します。
まずは山形市にある山形市売上増進支援センター(Y-biz)の相談事業者さんとのコラボ
Y-bizの相談事業者でカフェを展開するエイアンドシーさんが、「店舗のコンセプトにあった、山形にはまだない商品の開発を行いたい」ということで、かりんとうを製造する稲庭うどん販売など湯沢市の事業者を紹介しました。同社が運営する「アンドマークカフェ」でPBとして展開したところ、非常に好評でした。
宮城県気仙沼市にある気仙沼ビジネスサポートセンター(気仙沼ビズ)の相談事業者さんとのコラボ
焙煎珈琲事業を行っているスミタニ電機さん(Sunny Coffee Roastery)の新しい商品として、気仙沼市の老舗和菓子屋さんとコラボした「和菓子とペアリングするコーヒー」を商品化しました。
和菓子とのペアリングには、「コーヒー好きで若い人たちに積極的にアプローチしている和菓子屋とコラボして監修してもらいたい」とのスミタニ電機さんからの希望もあり、おしゃれなチョコレートのような形をした一口羊羹「一華」が若い人にも人気の、気仙沼で創業70年の全国的にも人気の和菓子店「紅梅」が監修しました。
湯沢と気仙沼で同時販売となり、現在も好評販売中です。
東京都国立市にあるくにたちビジネスサポートセンターKuni-Bizの相談事業者さんとのコラボ
こちらは「サービス」です。
レンタルサイクルとレンタルの際のシステムを提供するNOiSさんのサービスを、2023年はお隣の羽後町で実証実験を行いました。
ゆざわ-Bizに相談に来る、羽後町で地方創生事業を行うNPO法人 みらいの学校さん経由での実証実験の実現となりました。
またこのほか、ビズがきっかけでできた湯沢市と気仙沼市の横のつながりから、2023年は気仙沼市主催の「産業まつり」で湯沢市の物産のブースも出展。
稲庭うどん小川さんが本場の稲庭うどんを調理して提供。湯沢市の物産とともに気仙沼市民に大好評でした。
さぁ、次はどんな地域を超えた「挑戦」の連携があるのでしょうか。お楽しみに。