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ありそうでなかった漆器の街の「漆塗りこけし」

センター長日記 今日の相談者 商品情報

センター長の藤田です。最近、「秋田のマニア向けのこけし屋さん」として全国的にも認知度が高くなってきている阿部始漆器店(通称名:阿部始こけし店)さんが新たなこけしを4月にリリースします。

湯沢市川連地区は歴史ある漆器の街。漆器づくりにはかかせない「木地作りづくり」としての歴史は非常に古く、鎌倉時代から木地作りの職人が居住していたといわれています(時代は諸説あります)。また、岩手県の平泉や福島県の会津のなど近隣の漆器産地の職人が合流し、川面の木地を製作していたとも言われています。

この木地づくりの街から誕生したのが、「木地山系こけし」で、全国的にも知名度が高くあります。こけしが作られてきた文化や流れに、この「漆器」が根底にあるのですが、漆器を作る際に重要な「漆塗り」と「蒔絵」を使ったこけしは実はありませんでした。「せっかく漆器の街で、そこがもとでこけしがあるのだから、漆の街の技術を使ったこけしがあってもいいではないか」という阿部さんの考えのもと、漆塗りのこけしが誕生しました。

木地と蒔絵は川連の職人さんが仕上げ、漆塗りは阿部さんが行っています。

商品としては4月以降の販売となりますが、作品としては仕上がっています。

木地山系のこけしは純朴な雰囲気ですが、これはまたきらびやかなこけしです。

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