本日は朝一番で地元コミュニティー放送のFMゆーとぴあさんに出演させていただきました。久々の出演で何をPRしたかというと・・・前回のコラムで書いた、私たちからいまいち正確に発信ができていなかった「ゆざわ-Bizが市の事業であること。市の組織の一部であること」という点をご説明させていただき、私たちの組織は一体何をして、ここに来ると事業者にとって「どんないいこと」があるのかということを説明しました。さすが地域に密着したコミュニティー放送で、放送終了後「ラジオ聞きました！」というメッセージを多くいただきました。

そして、ラジオ出演後に事務所に戻ってふと気づいたことが。昨年１月７日に始まったゆざわ-Bizの相談業務ですが、今年１月の段階で累計相談件数が１０００件を超えていました。正直なところ、相談件数が相談業務のクオリティー自体をあらわすすべての物差しではないので、「累計相談件数」というのはそこまで私自身気にしていませんでした。あくまで「通過点」としてこの１０００件という数字をとらえ、さらにゆざわ-Bizとしてのクオリティーをあげていくべく、努力していこうと思っています。

そしてこのクオリティーをあげていくために今年の一つのカギになるのが、今日のFMゆーとぴあさんでもお話させていただいたように、ゆざわ-Bizにいらっしゃる相談者さん同士の「連携」です。

全国的にも広がるビズモデルですが、このモデルの創始者で中小企業支援家の小出宗昭さんもその書籍で書かれていますが、中小企業支援にとって重要な要素の一つに事業者同士の連携があります。もちろんゆざわ-Bizでも開設１年目の昨年も、多くの事業者さん同士で連携をさせていただきましたが、今年は１対１の連携もさることながら、地域でまとまって戦えるような複数の事業者さんでの連携ができれば素晴らしいなと思っています。

中小事業者はある特化された専門分野は強い一方、「ヒト・モノ・カネ」がないゆえに、専門分野外のことは弱いケースが多くあります。いわばこの「足りないピース」を埋めることで、今の事業がワンステップに上のレベルにあがることは多くあり、この足りないピースを埋めていく過程で「ほかの強みを持つ」他の事業者との連携は必要だと思っています。かといって、事業者さん本人が連携先を自分から見つけてくることは非常にハードルが高いため、この「連携先を必要に応じて見つける」こと、そして「その連携を新たなステージに発展させること」を戦略的に考えることができるのが、連携者双方の強みを知るゆざわ-Bizだと確信しています。

１つの事業者にないピースが連携によって埋まっていくことによって、１事業者ではマーケットで戦えない分野でも十分に勝負できるようになります。今年は、そんな「１＋１が５や１０」になるような連携をゆざわ-Biz発で成し遂げられたらいいなと思っています。