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ゆざわ-Bizの支援とは?(2)

センター長日記

本日もわたくし藤田は防火管理講習のため、ビズを不在にしています。昨日に引き続き、今年どのような視点でゆざわ-Bizが事業者支援をしていたかご紹介します。昨日は、相談にいらっしゃる事業者さんの「強み」を対話を通して見つけ出し、それを磨き上げる作業にあたって、どのようなことを重視しているのかを書きました。①タイミングを逃さないこと②売り方を変えてみること③トレンドを意識して視点を変えること・・・ですね。

上記の手法は私の支援手法のなかで、いわば根幹となっている部分です。本日はそれに加え、今年は特に何を重視したのかをお話できればと思います。今年の支援で重視したのは、①世の中のトレンドを意識した支援を心掛ける②事業者同士の連携作業③地域を巻き込む経営支援の3点です。その一つ一つを、具体的な事例と一緒に見ていければなと・・・・・思ったのですが、計画変更です。支援例を熱く書いていると長くなるので、1回ずつ取り上げたいと思います。ですので、今回は①「世の中のトレンドを意識した支援」について。明日以降、2回にわたり連載します。

①世の中のトレンドを意識した支援

マーケットにはトレンド、いわゆる「流行り」であったり「時代の趨勢」が必ずあります。これは世界的なものであったり、日本、または局所的なエリアのものであったり、すごく大きなテーマであったり、とても限定的なものであったり様々です。抽象的なので、少し具体例を出します。例えば、ひと昔流行った言葉「ばえる(映える)」。インスタ「映え」から始まり、とにかくエッジの利いた見た目は「ばえるもの」として見なされ、ここ数年で写真「ばえ」する商品作りが盛んになりました。これも「トレンド」です。そして、去年から流行っているスイーツ「マリトッツォ」。「ばえる」現象とは違い、すごく局所的なテーマですが、あちこちの飲食店が独自のマリトッツォを作ったりと、これもいわば「トレンド」です。

トレンドを意識した商品作りは、時には「ミーハー(そろそろ死語になりつつありますね)」と思われることはありますが、通常は「トレンド=消費者が注目するもの」であるため、商品作りの際は絶対意識したほうがいいと考えています。

昨年から今年にかけての大きな枠での「トレンド」は、WITHコロナだったり、そこから派生した「巣ごもり消費」「おうち時間」「テレワーク」などでした。コロナで変わった生活様式で、「おうち時間をぜいたくに楽しめるお菓子」や「テレワークを快適に過ごせるグッズ」など、トレンドに沿った商品やサービスを各社が次々に出しています。もちろんゆざわ-Bizも、支援の視点として、このWITHコロナを意識した商品やサービスづくりのサポートをしていたのですが、そのほかにも意識したトレンドが1つあります。SDGsです。

近年、SDGsは徐々に注目されつつありましたが、コロナの影響で世の中の人たちの生活の価値観が変わるなかで、より一層注目されるキーワードになりました。

SDGsを意識した支援例としては、中野木工さんが作る子供用の椅子「ちいさないす」を、富谷商店さんの蔵に眠る廃棄予定だった茶箱で梱包し、届いた先でも机やおもちゃ箱として活用してもらうことで、捨てずに再利用しようという取り組みです。

もともと中野木工さんは、子供用の椅子を消費者に送る際に、必ず廃棄される段ボールでの梱包という手法に疑問をもっていました。「何か環境にいい、サステナブルな取り組みができないか」という中野木工さんに対し、富谷商店の蔵に大量に眠っていた廃棄予定の茶箱を紹介し、商品化となりました。

こうした支援、ほかにも昨日ご紹介したフォラックス教育さんの「身近にSDGsを体験・水質検査の自由研究キット」や、阿部始漆器店さんの「こけしのお箸」も、広義の意味でSDGsのトレンドを意識した商品づくりです。

こうしたトレンドに沿った支援はいつも意識していますが、これを続けていくには日々自分自身の勉強と、センスを磨く作業が必要です。どうやって自己研鑽しているのかは・・・、内緒です。意外にいつも地味なことをやっています。

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