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ゆざわ-Bizの支援とは?(3)

センター長日記

少々間が空いてしまいました。ゆざわ-Bizではどのような観点から支援をしているのかというのをテーマに、先週からコラムを書いていますが、本日はその3回目です。2021年、支援をするうえで特に重要視したことをご紹介しています。前回のテーマは、「世の中のトレンドを意識した支援」でした。今回ご紹介するのは、相談に来る事業者さん同士の「連携」です。

個人事業主をはじめとした中小規模事業者は、「ヒト・モノ・カネ」が潤沢ではないことが多いです。事業に携わる人数が少なく、経営資源も限られています。いいものを持っているのに、営業力が足りなかったり、自分たちの商品に何かを掛け合わせれば消費者に訴求できるのに、自分一人ではできなかったり・・・。こうした事業者さんは多いと思います。1+1が2以上になるのであれば、事業者さん同士の連携は積極的にすべきだと私は考えています。

2021年は、初年度の相談で蓄積された事業者さんの「強み」や「強みをもっと磨くために、まだ足りないピース」をすべて把握したうえで、新たなマーケットが生まれるような(ベタな単語でいうと「シナジー効果」が出るような)連携ができると確信した事例から、ゆざわ-Bizから連携の声をかけたり、ご要望に応じて連携先を選定したりする作業を積極的に行いました。

事例として挙げられるのは、先日のSDGs関係のコラムでも取り上げましたが、富谷商店さんの蔵に眠っていた廃棄予定の茶箱を中野木工さんにご紹介し、新たな商品ラインナップとして誕生したケースです。

また、フラワーショップ和さんの場合は、父の日に花を贈る文化を少しでもPRしたいというご要望がきっかけでした。母の日にカーネーションを贈る文化は、日本でも昔から定着していますが、父の日はどちらかというと「花よりも何か商品を贈る」という文化のほうが強く、花を贈る人は少ないといいます。フラワーショップだけでは、こうした「父の日にお花を贈りましょう」という発信をするには限界があったため、父の日の「プレゼント」や「贈り物」を提供するお店(日本料理の福富さんや、富谷商店さん)に声をかけさせていただき、フラワーショップ和さんがアレンジした父の日用のお花を一緒にセットにして、商品化しました。

一事業者ではなかなか達成できないことも、事業者さん同士の「強み」を組み合わせれば新たな「化学反応」が起きたり、新しいサービスや、より消費者のつぼを押さえた商品などが出来上がるかもしれません。今後もゆざわ-Bizでは、連携を一つの重要なテーマに、支援を続けられればと思っています。

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