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ゆざわ-Bizの支援とは?(4)

センター長日記

またまた間隔が空いてしまいましたが、本日も、2021年にゆざわ-Bizがどのような視点で事業者さんに対して支援を行っていたのかをご紹介します。「ゆざわ-Bizの支援とは?」としてこれまで連載風にお送りしてきましたが、その最終回です。

前々回は「世の中のトレンドを意識した支援」、前回は「事業者さん同士の連携」がテーマでした。今回は「地域を巻き込む経営支援を行いながら、地域ブランディングに貢献する」というテーマです。取り上げる事例は、このブログ内でも何度か紹介したことのある「秋田・湯沢雪中貯蔵協会」の設立です。

私は、2020年1月にゆざわ-Bizセンター長に着任してから、①地域がある程度一体となってブランディング可能な商品づくりなどはできないか②地元の方々が「負の資産」「厄介者」と考えているこの地特有の「雪」を使って何か商品化ができないか、という2点を考えてきました。

前回のテーマ「連携」の中でも書きましたが、複数の事業者が集まれば、1つの事業者でできないことも可能になります。ゆざわ-Bizの目的は、個別の事業者さんに対する相談業務とその売上のUPが前提となりますが、せっかく様々な事業者さんが相談に来られるので、その皆さんを巻き込みながら、「全国で戦える商品やサービス」を地域全体で作っていきたいと常日頃から考えて支援しています。それが、地域に密着した支援機関としてのゆざわ-Bizの至上命題だとも考えています。

また、関東出身で雪国に暮らした経験がなかった私にとって、地域資源であり、ブランディングのカギになりそうだと考えていたのが「雪」でした。雪国ではないところで育った私にとって、雪は「非日常」であり、その「非日常」のものを使った商品ができれば、雪が降らないエリアの消費者にとって非常に魅力的な商品になると考えていました。

そんな中、2020年の年末から2021年初頭の豪雪の際、ゆざわ-Bizに来られた事業者の方から「大雪で、農作物に被害が出る可能性があるが、この雪って何かに利用できないものか」との相談があり、以前から温めていた「雪中貯蔵品を地域のブランド品として販売していく」というアイディアを出しました。

昨シーズンは、品種はもちろん数量もごく限られていたため、「テスト販売」としての位置づけでしたが、観光庁の域内連携促進事業の補助事業に認定されたこともあり、来る今シーズンは本格的に雪室を整備し、「全国で戦える」商品づくりを行っていく予定です。

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