センター長の藤田です。最近“ホコ天”という単語自体が全国的に死語になっているそうですが・・・・ゆざわ-Bizからもご案内した通り、5月26日の日曜日に駅通り商店街(サンロード商店街)を交通規制して歩行者天国(ホコ天)にした市民マルシェイベントが開催されました。
このイベント、駅前の複合施設が約2年後に完成するのを見据え、改めて中心市街地を活性化させ、市民の方々に歩いて買い物などをしてもらおうというきっかけづくりを兼ねたものです。「どうしたら中心市街地に人が来るきっかけになり、それが習慣化するか」という問いをテーマに、2020年から湯沢市の商店街や中心市街地、人の流れや、市民マルシェの企画、事業者から寄せられる意見、そして他市の集客地点の人の入りなどをゆざわ-Bizで蓄積・分析した結果、市中心市街地の活性化と市民の回遊性向上に寄与するきっかけづくりとしての「ホコ天」の定期開催をビズから市役所に提案をし、実現しました。
今回は、サンロード商店街や昨年からビズでお手伝いをしている市民マルシェ団体(ヨガとマルシェと私)などに声をかけ、当日は市内を中心に20近くの事業者が集まりました。ホコ天とマルシェは10時からの開始でしたが、参加した事業者からは「予想以上に」人出の滑り出しが好調で、中には開始1時間もたたずに想定していた食材が切れ、店舗へ仕込みに戻るといったお店もあり、市民マルシェも午後にはほぼ欠品状態となって店じまいするなど、体感としては、天候に恵まれたこともあり、私が当初想定していた人出の3倍ぐらいの人が訪れていました。
今回、湯沢市民の方々だけでなく、横手市や大曲市など市外から人が流入したのも非常にいい点でした。湯沢市からは普段、休日になると横手市のバイパス沿いの大型店舗に「人とお金」が流出するケースも多くあり、逆ベクトルの流入は湯沢市とっては非常にいいことです。
ただ、来ていただいた方々からは「もう少し休憩するスペースがあってもいい」「子供たちが遊べるスペースがあればいい」「食事がとれるような店(出店)がもっとあったほうがいい」など参考になる意見が出たほか、出店した事業者からも参考になる意見をいただきました。
今期は、4~5回今回のような「ホコ天イベント」を行う予定で、意見を聞きながら、時には開催手法を変えながら、「人の集まるきっかけづくり」を生み出していければなと思っています。
次回は6月30日(日)。ぜひ皆さんお越しください。