事業年度5年目を迎えて
センター長の藤田です。今日から新年度。ゆざわ-Bizの事業も今年度で5年目に突入します(正確には2020年1月にスタートなので、事業年数としてはすでに5年目に入っています)。これまで多くの事業者の皆さんの挑戦を文字通り「伴走」で支援をさせていただきました。5年目となる今年度も支援に対する基本姿勢はもちろん変わらず、「基本に忠実」をモットーに、私や飛塚ITアドバイザー、笠松IT・デザインアドバイザーや事務員、湯沢市産業振興部商工課一体となって活動していきます。
日々相談にいらっしゃる事業者の皆さんの販売促進や新商品開発のお手伝いはこれまで通りの支援をさせていただくとして、ゆざわ-Bizとして私が今年特に重きを置いている目標は「地域全体の取り組み」を支援することと、地域としての産業振興に結び付く仕組みづくりを行っていくことです。
ゆざわ-Bizの事業2年目には、「秋田・湯沢雪中貯蔵協会」の結成から活動に関する支援をしました。協会の活動はおかげさまで4シーズンを過ぎましたが、雪中貯蔵の商品の販路拡大はもちろん、首都圏への食材提供も広がるなど、その活動は全国的にも認知を広めています。今年もこうした「地域の取り組み」を推進するようなサポートができればと感じています。
また、2023年度は起業・創業の相談が非常に多く、ゆざわ-Bizの相談を通じて開業した方々が約15事業者と過去最高を記録しました。今年度もこの流れをさらに加速するよう、スムーズな起業・開業を皆さんができるように事業コンセプトの策定から事業計画書づくり、必要な場合は資金調達に関することまでワンストップでのサポートをしていきたいと思っています。
ゆざわ-Bizは湯沢市が設置する「公的産業支援機関」にカテゴライズされます。全国的に見ると、公的産業支援機関は、長く続けば続くほど「マンネリ化」していくリスクが高く、私自身この仕事をしていて、そうした機関を数多く見てきました。自分たちの組織がそうならないよう、絶えず新しい挑戦をゆざわ-Bizから生み出していくことを日々考えながら、この事業に携わるメンバーで事業者の皆さんの挑戦を応援していきたいと思っています。