全国初（？）ペット終活イベントが湯沢市で開催。東北各地から事業者が集結

イベントセンター長日記

2022.09.20

本日はイベントのご案内です。このイベント、ゆざわ-Bizでも全面的にお手伝いしています。正確には相談の中から誕生したイベントで、いろいろな事業者を巻き込んで（？）いくうち、湯沢市だけでなく、同じ「ビズモデル」がある山形市や宮城県気仙沼市からも事業者が参加するなど、大掛かりな催しとなりました。湯沢市の後援事業にもなっています。

何のイベントかというと・・・「ペットの終活イベント」です。

愛犬家、愛猫家の方は多いのではないでしょうか。ペットといえば、数十年前は（私がまだ小学生ぐらいのころは）家の外で飼うのが主流で、屋内飼育はそこまで多くありませんでした。しかし、ときが経つにつれ屋内飼育が主流となり、家で一緒に過ごす時間が長くなればなるほど、犬や猫は「家族の一員」となってきました。

また、ペットに対する医療や食事もひと昔前に比べて格段に進化し、近年は人間向けのものとそん色ない商品やサービスが出てきています。

そして、屋内飼育が主流になったことで、ペット（この呼び方自体を見直す必要がありそうな気がします）は家族の一員となり、そして長寿化もしています。長寿化が何を意味するかというと、人間と同じく「高齢化」が進んでいるということです。ペットの家族化、高齢化に伴い、人より短い寿命であるペットを「どう看取るか」という考え方も、近年は非常に重要になってきています。

新型コロナウイルスの影響で、自宅時間が増えた結果、ペットを飼う人達が増えたといいます。それに伴い、経済産業省の調査（2022年3月）によると、ペット・ペット用品の販売額も増加傾向にあり、特に新型コロナウイルス感染症が拡大した2020年には、その額が大幅に増加（前年比８.２％増）したそうです。

ペット・ペット用品の市場が拡大していくのと並行し、ペットも高齢化していく中、今後はシニアペット向けのサービスや、人間と同じように、「家族」の来るべきエンディングに備えた「終活」という視点でのサービスは重要になってきます。

こうした分野の商品は、世の中にはまだあまり多くありません。しかし、多くはないものの、「シニアペットが健康に長生きするにはなにが必要か」そして「愛犬・愛猫の看取りには何が必要か」をしっかりと真正面から考えている事業者の方々が存在します。こうした事業者が集まり、ペット供養を積極的に行っているお寺として有名な誓願寺さん（湯沢市下院内）を会場に、シニアのペットに向けたサービスや商品、そして「エンディング」にまつわるサービスを紹介するのが今回のイベントです。

参加事業者は、開催地となっている秋田県湯沢市の事業者はもちろん、県内からは由利本荘市、県外では、山形県山形市や宮城県気仙沼市からも参加します。この県外２市は、それぞれの自治体にある、ゆざわ-Bizと同じご当地ビズに、センター長である私がアドバイザーとして応援に行っているご縁から声をかけることができました。

シニア犬向けの水を使わない洗体「ラテスパ」や、ペットの葬送衣、メモリアルストーン（墓石）など、シニアペット向けのサービスや、エンディングの際のサービスなど様々なものを当日ご紹介します。