皆さま、新年あけましておめでとうございます。センター長の藤田です。センター開設から2年目となった昨年2021年も、創業などの挑戦や新しい商品、サービスがゆざわ-Bizから誕生しました。皆さんの新たなチャレンジに伴走し支援させてもらうことは、私にとっても非常に刺激的で勉強になりますし、自分自身が常に成長していかなければならないとも痛感しています。

ところで、皆さんもご存じの通り、ゆざわ-Bizのセンター長（つまり、私個人）の業績は、外部の有識者などの意見を聞きながら毎年評価されています。一方ゆざわ-Bizという組織として、すなわち「湯沢市の公共事業として」の評価は、「センター開設から3年」で行われます。よって2022年（正確には2022年度）は、ゆざわ-Bizが事業性の評価を受ける最終年となります。「事業性の評価」と聞くとわかりづらいですが、シンプルにいうと「税金を使い、この規模の予算をかけるほどの価値があるか」という評価です。この評価を3年という期間で行うのですが、1、2年目の集大成となる最終年度は極めて重要だと思っています。そこで、年初ですので本年の抱負を記したいと思います。

まず、センター長として。私個人としては、2022年も特に変わったことはしません。継続してきたことは裏切らないため、2020年、2021年と同じく、日々の積み重ねをしていこうと思います。

これまで何回もコラムに書きましたが、相談において私が日々心掛けている、①対話を通して事業者の皆さんの強みやオリジナリティーを見つける　②お金を使わずにそれを磨きあげる　③消費者目線にたって、どこにマーケットがあるかを考え、時にターゲットを絞り、時にサービスや商品を別の角度から見せる　④完成したサービスや商品の情報を、それを求める消費者に確実に届ける方法を徹底的に考える――。ことを当たり前に行います。また、この当たり前のことを継続するために、私の今までの経験や知識、ノウハウ、知恵、人脈をフル活用しながら、頭の中の情報を絶えず最新のものにアップデートする作業を行っていきます。

地味ですが（もちろん、時に地味でないこともありますが・・・）、結果にこだわった支援の積み重ねが、中小企業・小規模事業者を支援する組織としての成果につながると信じています。

そして、組織としてのゆざわ-Bizにおいては、私のみならずこの事業に関わる全ての職員が、この2年間に培った業務の経験やノウハウ、知見をもとに、自己に厳しく、当事者意識を持ち、最大限の努力をして成果を追い求めます。全国に広がるほかのご当地Bizの運営スタイルのいいところを取り入れながら、また皆さんの声をききながら、利用していただいて満足していただける組織にしていきます。事業者支援をしていてつくづく実感することは、近年、時の変化とともに変わりゆくマーケットのスピードが非常に速いということです。こうした変化に敏感に反応し、相談業務での「提案」につなげていくために、私だけでなく、日々センターに関わる職員すべてがその変化に敏感であり、各自が強い当事者意識をもった組織づくりを今年は達成します。

2022年も、また皆さんと新たな挑戦をしていくのがとても楽しみです。

それでは今年もよろしくお願いします。