富谷商店さんの蔵に眠っていた大量の茶箱。昔はお茶の輸送手段として、丈夫で防湿性に優れた茶箱が重宝されていましたが、今は流通時に使用されることはほとんどなく、ここ湯沢市でもお茶屋さんの蔵の中で眠ったままになっています。そんな茶箱を使って「何か新しいことはできないか」と、富谷商店さんのご協力をいただきながら、中野挽物製作所さんと一緒に新しい茶箱の使い方を模索し始めたのが、今年2月ごろ。今日の相談でひとまず、新商品の方向性が決まりました。
これまでの相談で、茶箱の再利用方法についてあれやこれやとアイディアが出ましたが、最終的に落ち着いた方法は意外なことに、すごくシンプルです。試験的に秋田市の展示会に出展してみたところ、早くも「購入できないか」との問い合わせが来たとのこと。9月ごろの商品化を目標に、まずはふるさと納税の返礼品として出品する予定ですので、お楽しみに。