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道の駅に「寒天バー」がオープン

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センター長の藤田です。私の中で、じわじわ「キテいる」ものとして最近話題に取り上げるものがあります。それは「寒天」。ここ湯沢市に来て結構びっくりしたことの一つに、ポテトサラダが寒天になってスーパーの総菜コーナーに並んでいたことがあります。よくよく見てみると、ポテトサラダだけではなく、玉子の寒天だったり、様々なものが「寒天で固められて」販売されていました。

どうやらこのなんでも固める寒天は、湯沢をはじめとした秋田県南の独自の食文化だそうです。地元の人にとってはある程度「普通」なのだと思うのですが、私のようにそんな食文化を知らず、他のエリアから来た人にとってはびっくりな文化です。この文化、若い世代の人はあまり寒天を食べないため、最近では少しずつ廃れてきているそうです。そんな秋田県南が誇る(?)独自の食文化を、若い世代の人たちにも発信しながら守っていこうと活動しているのが、湯沢市で惣菜業を営む「食彩工房ゆきつかさ」の塩田幸司さんです。

塩田さんは、ものの見事になんでも「寒天」にしてしまいます。スタンダードなかみなり(卵)寒天からフルーツ寒天、時には「冷やし中華」や「ナポリタン」といった、普通は絶対に寒天にしないだろうというものまで寒天にします。実は数年前から、こうした活動がちょくちょく全国ネットの放送などで紹介されています。

ゆざわ-Bizでは、「秋田県南独自の食文化をもう少し幅広く発信していこう」というこの取り組みを支援していて、今回は道の駅おがち「小町の郷」とのマッチングを図り、この度、カフェコーナーで塩田さん監修による「寒天バー」が誕生しました。

スーパーの総菜コーナーに並ぶ惣菜寒天は、地元の人の目にはつきますが、県外客など「情報拡散の要」になる人たちまでには届きません。そこで、「惣菜寒天を物珍しいと思ってくれる人がたくさん集まる場所」に置いてみるのがいいのではないかと思ったとき、道の駅の中にあるカフェがパッと頭に思いつきました。

特に、道の駅おがちは、現在の東北中央道の延伸により、令和7年にサービスエリアの機能をはたすことになり、県外客の集まる重要拠点となります。そんな他県から集まる人たちを「目でも舌でも」楽しませる寒天バーがあれば、少しでも道の駅が注目されるきっかけにもなるのではないかとも思っています。

4月16日、道の駅の「カフェボスコ」に、塩田さんプロデュースの寒天バーが試験的に登場しました。これまで惣菜コーナーにパックしておかれていた寒天も、写真のようにこうしてお皿にきれいに並べられると、非常に絵に映えます。今回は、「黒糖と豆乳」「かみなり(卵)」「いちごとみかん」「みかん」のほか、珍しいところでは「スモークサーモンのマリネ」が寒天になりました。私ももちろん味わいましたが、非常に美味しく、見た目にも楽しい逸品でした。

今後は不定期で、この「寒天バー」がカフェボスコに登場します。来る人たちに徐々に認知され、初めはこの食文化を知らない人たちに「なんだこれ!」と言われながら、興味本位でもいいので食べてくれたら、「しめしめ」です。

この寒天バー、先日の読売新聞に大きく掲載されたほか、横手経済新聞を経由して、ヤフーニュースにも取り上げられました。食文化の発信はまだ始まったばかり。全国に誇れる湯沢の食文化として各地の人に認知してもらえることを夢見て、これからも支援していきます。

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