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雪室からの商品「蔵出し」。その味は?

センター長日記 今日の相談者 商品情報

センター長の藤田です。本日は、秋田・湯沢雪中貯蔵協会による雪室からの「蔵出し」が行われました。同協会は、市内の事業者が集まり、このエリアの豪雪を利用して雪中貯蔵した日本酒や野菜、果物を、雪のないエリアに販売しながら商品をブラディングしていこうという目標のもと活動している団体で、ゆざわ-Bizでもその活動の支援を行っています。まさに地元にとっては「厄介者」として扱われていた雪を「商品に付加価値を生む素材」として利用しようとする試みです。雪国育ちではない私にとっては、この「雪中貯蔵」という雪国特有の保存方法はお恥ずかしながら湯沢に来るまで知らなかったですし、こうした雪中貯蔵をすると商品に甘みが増したりする効果も知りませんでした。

コンテナを使った雪室を開く緊張の瞬間。本日も数多くのマスメディアの方々がいらっしゃいました。

今年度は、湯沢商工会議所さんのご協力のもと、雪室を整備し、約10の市内事業者の方々が賛同し、雪室の中に商品を貯蔵する試みを行いました。

野菜や果物はもちろん、日本酒やビール、味噌やお米、さらにはコーヒー豆などかなり「かわりだね」の商品も試験的に貯蔵しています。

今回雪中貯蔵した商品、「本当に甘いのか?美味しいのか?」という声も聞こえてきそうですが、りんごに関してはすでに実証済み。通常糖度が15度以上であれば「かなり甘い」とされるりんごですが、今回蔵出ししたりんごは・・・驚愕の17.6度。蔵入れ前の商品の糖度平均が13程度だったことを考えると、まさに「けた違い」の甘さです。

糖度計で計測したところ、糖度は17.6度。通常りんごでは「かなり甘みがある」とされる15度をはるかに超えるけた違いの甘さ。

このりんご、明日から道の駅十文字などで販売を開始します。

今回、日本酒に関しては、秋田県醗酵工業さんの「一滴千両」の春バージョンを雪中貯蔵しました。こちらはかなりの数量限定で、富谷商店さんのECサイト、「きらりとみや」で販売しています。サイトはこちら

雪中焙煎珈琲や雪中熟成味噌、雪中貯蔵米、そして雪中栗と雪中小豆を使ったスイーツなどは順次地域商社「詩の国秋田」のECサイト「詩の国商店」で販売される予定です。詩の国商店はこちら

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