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雪室への蔵入れが行われました

イベント センター長日記

皆さんこんにちは。センター長の藤田です。1月22日に、秋田・湯沢雪中貯蔵協会と市内事業者の皆さんによる「蔵入れ」が行われました。私も雪室の設置されている小安の「とことん山キャンプ場」へ現地サポートで行ってきたのですが、今シーズンは多くの事業者が集まり、より魅力的な商品が「雪中貯蔵品」として春先から全国に出回りそうです。

今年の雪室は、以前私のコラムでも書いたように、湯沢商工会議所が申請して採択された観光庁による「地域の観光資源の磨き上げを通じた域内連携促進に向けた実証事業(通称・域内連携促進事業)」(ゆざわ-Bizでもお手伝いしています)の予算で行われているもので、費用をかけて今年は市内にちゃんとした雪室を試験的に整備しました。

今回の雪室は、どういう作り方をしようかと協会で調査・検討した結果、貨物輸送で使う20ftのコンテナをベースに作り上げることにしました。

まだ雪が降る前の昨年秋にコンテナを設置した際の写真です
年末ごろから雪深くなってきました

冬になると、雪室を設置している皆瀬地区は雪深く、そのまわりの雪を寄せるような形でコンテナに雪を盛り、春まで雪が解けないように雪室を形成していきます。コンテナの中は、常時ゼロ度で高湿度になるように、コンテナ(雪室)の中には、雪を飛ばして敷き詰める作業を行いました。

高湿度を保つため、中にも雪を敷き詰めます

作業には、現地の建設会社や雪室の場所をお借りしているとことん山キャンプ場さんにもご協力いただきました(本当にありがとうございました)。そして、雪室が完成し、その室の中へ食材を折れる「蔵入れ」を22日に行いました。

完成した雪室です。降雪状況に応じ、2月以降も雪を積み増していきます

雪中貯蔵協会や、ゆざわ-Bizの声掛けに、市内をはじめ多くの事業者の皆さんが集まり、蔵入れ作業を手伝っていただきました。

野菜のほか、米(TRA/CAFE)、日本酒(秋田県醗酵工業)、ビール(羽後麦酒)、味噌(武石麹店)、コーヒー豆(SUNNY COFFEE)、茶葉(富谷商店)、栗と小豆(わかさ)など多くの事業者が集まりました。

今回は、かなり幅広いジャンルの食材や飲料を雪室の中に入れています。今期は一部の商品は本格的に「湯沢の雪中ブランド」として商社などのECサイト等で全国へ販売する予定で、この商品化のために、多くの食材が雪室へと入っていきました。地元での注目度も高く、新聞やテレビ局など、多くのメディアの方々に取材にきていただきました。市内の多くの事業者が集まって、市のブランディングのために協力するのっていいですよね。

当日は、多くのメディアの方々に取材にきていただきました。

蔵の中の気温と湿度を図ったところ、気温はゼロ度。湿度はほぼ90%以上で100%に近く、理想的な環境となりました。保存には一部の食材では、富谷商店さんの蔵に眠る「茶箱」を使わせていただきました。

さぁ、蔵出しの際はどのような味になっているのか、期待が膨らみます。春先までのお楽しみ。

今回の蔵入れに参加した方々、誠にありがとうございました。

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