センター長の藤田です。本日は相談者の方から嬉しいご報告をいただきました。阿部始漆器店さんでゆざわ-Bizの相談を通して一緒に商品化した、箸の柄の部分を「こけし」にした「こけしのお箸」が、全国的にも有名なお箸の専門店への納入が決まり、商品としてラインナップされることになりました。
この専門店は都内にも複数店舗があり、この会社を通して、湯沢市の川連で生まれた商品が全国にいきわたることを期待してやみません。
「こけしのお箸」は伝統こけし工人が絵付けをしていて、制作に約2か月ほどかかるこだわりのお箸です。
商品化のきっかけは「コロナ禍」です。当時阿部さんのお店で、同店に来店されるコアな“こけしファン”向けに「こけしグッズ」のラインナップを増やそうという話をしていた際、コロナ禍で「マイ箸」が一時的にブームになったのを機に、「柄の部分をこけしにしたこけしのお箸を作ってみたらどうだろう?」という話になり商品化しました。
商品化してから、約4年。こけし工人が絵付けをしているため、生産量はごくごく限られていますが、この4年間、絶え間なくいろいろなところから問い合わせや発注が来ていて、阿部さんのお店の「看板商品」に成長しています。
商品の開発を支援する側の私たちにとっても、こうして相談から生まれた商品がお店の看板商品となり、全国から来店のきっかけになているのは、なんともうれしいことです。