サポートブログ

エリアを超えた支援

センター長日記

お久ぶりです。センター長の藤田です。ここ最近、筆不精になりがちでコラムを書くのを少々さぼっておりましたので、久しぶりに書こうかなと思います。

今日のテーマは「エリアの垣根を超えた支援」。以前にもこのブログで、ゆざわ-Bizを含む全国の18か所ご当地ビズが全国ネットワークを結成して、横断的な支援の取り組みを始めたという内容をアップしましたが、その成果が出始めています。

今回、大阪の岸和田市にある岸和田ビジネスサポートセンター(Kishi-Biz)が、相談者である旅行会社に対して、コロナに苦しむ多くの経営者が学びを得られるツアーの企画を提案。コロナ禍の難局を乗り越えるすべを復興経験に学ぼうと、同じくご当地ビズがある気仙沼市の気仙沼ビジネスサポートセンター(気仙沼ビズ)に協力要請をかけ、地元で被災し、復興経験をした気仙沼の事業者を講師とした現地ツアーを企画し、参加事業者からは非常に好評でした。

そのほかにも、山形市にある山形市売上増進支援センター(Y-biz)と、岐阜県大垣市の大垣ビジネスサポートセンター(Gaki-Biz)との連携事例を含めて、現在広まってきているビズ同士の連携事例が、コロナ禍や物価高騰といった厳しい経営環境を乗り越えるヒントとして先日の毎日新聞に大きく取り上げられました。

連携の取り組みの記事はこちら:https://mainichi.jp/articles/20220826/dde/041/020/018000c

ビズモデルの創始者で皆さんもご存じの小出宗昭さんのインタビュー記事はこちら:https://mainichi.jp/articles/20220821/k00/00m/020/208000c

東北でも連携は進んでいます。私自身現在、山形市のY-bizでスペシャルアドバイザーとして月1回の相談業務を行っており、気仙沼市の気仙沼ビズで月3回実地とオンラインで同士の事業者の方々の相談に乗っています。

すでに今年は、山形市の事業者の方が、湯沢市の事業者の製品でプライベートブランドを作ったという話題もサポートさせていただいています。この話題のブログはこちら

実はこの秋、ゆざわ-Biz、Y-biz、気仙沼ビズの事業者が集まり、少し大きめの取り組みをしようと画策しています。まだ、内容は秘密ですが・・・、今日はちょうど佐藤市長、東海林副市長との定例意見交換会だったので、この現在企画している案件を共有しておきました。

ご当地ビズがあるエリアは、一部の例外はありますが、そんなに規模の大きな自治体ではありません。こうした自治体で事業をしていると、どうしてもマーケットを開拓していく資源も限られます。今回のようなエリアを超えた支援というのは、今後も含めて非常に求められていくのは必至ですが、案外公的な産業支援機関や、支援機関としての地元金融機関を含めて、広域でのサポートは十分にできていないかなと感じています。そんななか、私たちのように、全国に散らばる同じモデルを基礎とした公的産業支援機関が、独自のネットワークで「事業者支援」という一つのモチベーションを軸に、手を取りあうことができるのは、非常にいいことで、事業者の皆さんのためにもなると確信しています。



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