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身近なSDGs経営とその支援

センター長日記 メディア情報

センター長の藤田です。本日はSDGsについて書きます。先日出演した秋田テレビ「土曜LIVE!あきた」がちょうどSDGsがテーマだったので、コメントの中で、湯沢市における支援例などを存分に紹介させていただきました。

SDGsの詳細に関しては、下記の外務省のページをご覧ください。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html

SDGsとは「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」の略で、「2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す」国際目標です。17のゴールと169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓っていて、世界各国、もちろん日本としても積極的に取り組んでいます。

と書くとちょっと難しいですが、要は、時に世界各国で意見が対立することもある世の中で、「みんな一つの星(地球)に住む以上、これだけは一緒にやっていきましょう」と取り決めたものです。

このSDGs、最近は中小企業も積極的に取り組んでいます。3年ほど前までは、どちらかというと大企業で、体力のある会社が目標に掲げているようなイメージでした。しかし、コロナ禍で人々の価値観が変わり、それに伴いSDGsもより一般的な形で注目されています。

少し脱線しますが、なぜコロナがSDGsが注目される一つの要因になったのか?意外に簡単なことです。コロナは貧困問題など、身近な社会課題を生み出しました。こうした社会課題を解決するものがSDGsだという認識がどんどん広まり、SDGs自体が頻繁に取り上げられるようになるにつれ、今まではどこか「他人事」と考えていた人たちも次第に目を向けるようになった、というわけです。

ひと昔前は(といっても数年前ですが)大企業の「たいそう立派な志」だったものが、今では中小企業にも浸透してきています。SDGsを意識しないとモノやサービスが売れないかもしれない時代、会社の規模にかかわらず、取引先があり顧客がある企業であれば、SDGsへの取り組みを経営に取り入れるのは自然な流れだと思います。

この流れは、事業者支援をしている我々も日々肌身に感じています。センター開設からもうすぐ2年になりますが、「SDGsに取り組みたい」と相談に来る事業者は昨年に比べ増えています。またそれ以外でも、SDGsを意識したサービスや商品の開発を、ゆざわ-Bizから積極的に提案したりしています。

秋田テレビのニュースで取り上げられ、私も先日「土曜LIVE!あきた」で紹介した中野木工さんのケースは、典型的な事例です。

https://www.fnn.jp/articles/-/239141

中野木工さんが作っている子供用の「ちいさないす」という商品、開封後に通常は廃棄されてしまう段ボールではなく、富谷商店さんの蔵に眠っていた廃棄予定の「茶箱」を梱包に再利用したというものです。茶箱は、送り箱として使用されたあと、子供のおもちゃ箱や机として活用してもらおうという取り組みで、かなり反響がありました。これは、SDGsの取り組みでいうと12番の「つくる責任 つかう責任」です。

また、地元の新電力「ローカルでんき」さんの「電気の地産地消」や「ふるさとエコ電気」は、7番の「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」に当てはまります。

企業としてSDGsに取り組む際、2通りのアプローチの仕方があります。一つは、17ある目標のうち会社が目指す項目を設定し、企業活動をするという手法です。そしてもう一つは、会社が日頃行っていること(もしくは、提供しているサービス)が、17の目標のうちどれに当たるかを考えてみるという手法です。実は、企業は普段からSDGsの開発目標に沿った活動をしている場合が多く、SDGsのハードルが高いと感じている事業者の皆さんには後者をお勧めします。

立ち止まって考えてみると、日頃の活動が実は開発目標であるということは多いんです。

こちらも、コメンテーター出演した際に事例として紹介したのですが、10月2日(土)、湯沢青年会議所が空き家を使ってブックカフェや和菓子の教室を開きました(10月4日(月)の秋田魁新報にも掲載されています)。ゆざわ-Bizで情報発信をお手伝いしていて、当日私も参加してきたのですが、湯沢市で前から問題になっている空き家の有効活用の啓発イベントです。SDGsでいうと、11番の「住み続けられる街づくりを」にあてはまります。

重要なのは「わかりやすい」ことであり、そして「SDGs」を普段から身近に感じること、日々の事業活動がどの項目に当たるんだろうと考える癖をつけることだと思います。そうしてSDGsへのハードルがなくなったところで、改めて事業者として本腰を入れて、取り組む課題をみつけていくという作業が一番スムーズにいくのではと感じています。

ゆざわ-Bizでは、今年に入ってからSDGsに関連する支援を頻繁に行っています。また、全国のBizを見渡しても、今のトレンドになっているSDGs支援例は多くあります。

「うちもSDGsに取り組もうと思っているけど、何から始めていいのかわからない・・・」と思ったら・・・・まずは、ゆざわ-Bizへ。というオチでした。

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