相談事例

訪問美容アダージオ【視点を変えて社会ニーズのある新しいサービスをつくる】

訪問美容アダージオ 様
事業者の提供するサービスや商品には独自の「強み」が存在します。そうした強みを発見することで、それまでとは違った新たなサービスができることがあります。ゆざわ-Bizでは、事業者の何が強みかを1時間の相談の中での対話を通して発見し、その強みを活かしたサービスづくりのサポートをしています。外出できない高齢者などのため、自宅に訪問して美容をほどこすアダージオさんが生み出したひきこもりの方の社会復帰の支援を促すあらたなサービス「かっそうろ」はこうした対話から生まれました。

抱えていた悩み・課題
ゆざわ-Bizへの相談のきっかけ

訪問美容アダージオ【視点を変えて社会ニーズのある新しいサービスをつくる】
アダージオさんは、高齢者や身体に障がいを持ち、外出が困難な方の自宅に訪問し、髪のカットやシャンプーなどをする「訪問美容」を展開しています。このサービスを「もっと違うところに展開し、社会に役立つ形で提供できないか」と相談に訪れました。

ゆざわ-Bizからの提案

訪問美容アダージオ【視点を変えて社会ニーズのある新しいサービスをつくる】
まず相談の中でゆざわ-Bizから提案したのは「自宅からなかなか出られない人はどのような人たちか考えてみましょう」ということでした。対話の中で、身体的に外出できない人ばかりでなく、心身的になかなか外出できない人もいるという話になり、ひきこもりの方々も訪問美容の需要があるのではないかという結論に至りました。
話しを進めていくと、ひきこもりの方々にとって、「訪問美容」は実は社会復帰にとって非常にいいサービスなのではないかということに気づきます。まず、調査を進めると、社会復帰の際に一番気にする点が「身だしなみ」だとされています。ただし、社会復帰をしようとしている方でもなかなか外に外出して美容室へ行くのはハードルが高いのが現状で、これを訪問美容が実現できれば一つ社会復帰への課題がクリアします。
また、「美容師との対話」が通常は背中越しなのも実はメリットが非常に高い点の一つです。社会復帰前にコミュニケーション取る練習が必要な一方、面と向かった対話が苦手な方も多く、背後から話しかける「気楽な」会話は、
こうして対話をしながら生まれたひきこもりの方々に向けた訪問美容サービスが「かっそうろ」です。

提案後の成果

訪問美容アダージオ【視点を変えて社会ニーズのある新しいサービスをつくる】
まさにこれまでなかった社会復帰支援サービスとして、この「かっそうろ」は県内で注目を浴びました。代表の佐藤さん自身、新聞やメディアなどで積極的に取材に応じ、この新たな社会復帰支援サービスの周知活動を精力的に行っています。
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